歌舞伎から派生した言葉
- 蝶や鳥などを舞台上で表現する場合に、小道具で創り、後見(舞台上で補佐する役。黒衣のときもある)が長い棒にさして動かす。この小道具一式を差金と呼ぶ。ただし人形浄瑠璃でも人形を動かす部分に差金と呼ばれる部分がある。
- 歌舞伎で用いられる黒幕は、通常夜を表すための幕である。そのものに「悪」の意味はないが、「政界の黒幕」のように、「黒」から「悪」への連想から、いわゆる陰に隠れた人、のような用いられ方になったと考えられる。
- 一座を構成する配役の番付の上で、座頭にあたる思慮分別をわきまえた貫禄のある役を演じる役者を「一枚目」、女性にもてる美男子の役どころを「二枚目」、面白おかしい役を演じる役者を「三枚目」としていたことが起源。現代でも日常的に用いられる言葉として残っている。
- 幕切れ・大詰め・大団円(まくぎれ・おおづめ・だいだんえん)
- それぞれの場(幕)の終わりに引き幕が閉まることを幕切れ、通し狂言で最終幕にさしかかる頃の盛り上がりを大詰め、すべてが丸く収まりめでたしめでたしとなることを大団円といった。現在でも「さしもの事件もあっけない幕切れとなった」、「ペナントレースも大詰めを迎えた今週」、「物語が大団円を迎える」のように使用される。
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